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Posted by TI-DA at

2021年01月14日

引越

毎日覗いてくれている方、
たまに覗いてくれている方、どなたでしょうか?ありがたい。

なので、ここに最初に書こうと思う。

noteっていうとこにブログ引っ越しています。
実は2年くらい前から登録してて、去年も一瞬書こうとして、やめていた。
そんでまだ誰も見ていない状態で2、3更新しています。

今年は書く気。あります。
自分で考えた事を書きたい。
あとは藍の事を書きたい。

書かなかったらすみません。


気楽にやろう。

https://note.com/dyedye

↑これからはここみてください。
ありがとう。

これからもよろしくです。


ちなみに本サイトはこちら
https://www.bingatadyedye.com/
半幅帯とか命名紙とかはこちらをみてね。


インスタグラムはこちらです。
https://www.instagram.com/bingata_dyedye/






  

Posted by 紅々 at 18:36Comments(0)

2020年04月21日

わーわーわー

自分のブログなのに忘れるくらい開いていなかった。
ログインできてよかった。
もしかして5名程の方たまに覗いてくれてます?
そんな気がして書いています。

ブログに書きたいことたくさんあるんですが、
このブログを引っ越したいなと思ったりしてるうちに年月が経っています。

さてどうしたものか。。。

やりたいことやっておかないとなと思いつつ、、。

書いてないと話がまとまらない。
とりあえず
リハビリするかな。  

Posted by 紅々 at 13:51Comments(0)創作のもと

2018年08月18日

つらつら 粗さと細かさ

前回、前々回と 紅型は粗い、粗いの良い、粗くしたい、などどさんざん書いたけど
もちろんただ粗いだけじゃ 素人の仕事です。

その辺を少し考えたくて試してみたことがあります。
今現在の紅型より型絵染めの方が古典紅型に近い雰囲気があると思って
まずは型絵染めみたいな粗さで型を彫ってみました。

型絵染めは引き彫りの線で線の太さもまちまちないろんな表情の線を彫ります。
紅型は突き彫りでほぼ一定の太さであまり変化のない線を彫ります。

数点型を彫って染めてみて、すぐにこれは違うなーって思いました。
この型じゃないなって。
よく考えたら違うのは当然。
古典紅型は染めが粗くても型は全然粗くない。
今の人は彫れないくらいの細かさのものがたくさんある。
細かくても機械的でなく表情のあるきれいな線でてきている。
花には花の線、川には川の線を使っている感じ。
型絵染めの線とはまたちがう線なのがわかったのだった。


型が細かいと型置きも難しい。
が、そこもそつなくきれいにされていて技術が高い。
この技術は数をこなした人についてくる技術だと思う。経験とカンが必要だ。

型置きの段階でのりがかぶさり、細い模様がつぶれているのはよくあるが、
私はこれは計算だと思う。図案の段階でつぶれも良いという気持で細く細く書いていると思う。
だから粗い仕事とはいえない。

粗いのは断然その後の色差しとか糊伏せ。
でもこの粗さも計算だろう。
計算というか、こうした方が良いからそうやっている。
この感じを見て数年前まで昔の紅型はユルいしヘタクソなの多いという認識だったけど
絶対違う。紅型だけじゃなく他の昔の沖縄の工芸にも共通した抜き加減が見え隠れしている。
わざときっちりやらない美意識が沖縄にはあった。

ある意味きっちり作る方が簡単な作業は多い。
たくさん作っていると手が慣れてどんどんうまくなるから
ヘタな感じに作る方がむずかしい。なんだか整えたくなってしまって
わざといい感じに粗くするのむずかしくなってしまう。
人に伝えるのもきちんと作るやり方の方が楽に伝えられる。
感覚を伝えるのはむずかしい。

ところで
おなじようなものがインドにもある。木版更紗だ。
インドのものこそあらいあらい。あらくていい!って言う認識だったが、
木版をみるとすごくきっちり作られている。紅型の型と同じだ。
はじめの工程の、木版を黒で押したものに粗さは感じられない。
工程がすごく多い染めの段階ですこしずれたりしていってあの表情がでている。
この感じ、とても古典紅型に似ていると思う。
こんなのを作るインドの職人にいろいろ質問してみたい。
同じ作業をずっとやっているのに機械の様になってしまわないのはなぜなのか?
にんげんだもの。。なんて言う答えが返ってきそう。





  

Posted by 紅々 at 23:24Comments(0)創作のもと

2018年07月04日

つらつら きちきちツライ

前回とおなじようなことをまた書きます。


私は好きな白布を手にしたとき 染めてみたいがこれは売り物になるだろうか? って思う。
こんなとこがほつれていたら、クレームが来ないだろうか?
しみがあるなんてありえんよね! って考えます。まあ普通そうなりますよね。
どんなにきれいな布だって不良品だとはじかれますよね。

今の紅型もそうです。機械みたいにきっちり染めないと検査に合格しません。
意図的ににじませたりはみ出したりとかもダメです。
{検査は帯着物が主です。)


上野の国立博物館で見た
日本の国宝級の染めでもきっちりしてない部分がありました。
意匠が素晴らしくてそちらにばかり眼がいきなかなか気がつかないですが、
今の物と比べたら細部のきっちり感は感じません。
紅型も2点展示されてまして、紅型はやはりものすごく粗い。
紅型に比べれば日本の染織はかなりきっちりしてみえます。
昔の日本の人も紅型を見たときビックリしただろうな。
こんな色使いにこんな粗さ。でもすんばらすい。

とと、脱線しましたが
現代に目を向けると、、、着物や帯は布も染めも隙がなくきちきちでつらいです。
機械で出来る事を人間もやろうとしてる。
きっちりが好きな人ならこう作れば良いけど私は違う。
辛いと思った事なかったんですが考え始めたらつらくなってきました。
縛られているなと感じます。
こういう縛りからも自由になりたいと感じます。
柚木さんは自由でした。
60歳から自由になったとテレビで語ってました。現在95さい。



日本の染め  写真okでした。




上野にあった紅型
王様貴族級の方々にこの粗さは世界中の物の中でも稀だと思う。

日本に生まれ育ったらこのきっちりという部分を取り去るのがむづかしい。
生活全般、売り物全部、隙がない。
インドの布なんか見るとすごくほっとする、こういうの作りたいと思う。
意識してやっていかなきゃ。

もともと古典紅型に惹き付けられた理由もここにあったかもしれません。
カラフルな柄物がすきだ、とかの理由じゃなく
自分の深いところでは感じ取っていたんじゃなかろうか。
自覚するまでずいぶんと時間がかかってしまった。


いいものを健やかに生み出す。
きちきちでは息が詰まる。健やかさが薄くなる。
この「健やか」って言葉これからのキーワードと思います。
健やかなものを作り出すため人には何が必要なんだろう。

つづく

  

Posted by 紅々 at 08:59Comments(0)創作のもと

2018年06月26日

つらつら 柚木沙弥郎さん

この前 大ファンの柚木沙弥郎さんの展示会を見てきました。

この方の作るのものには悔しさを感じます。
いつもやられた感がつきまといます。
この目で確かめたく日本民芸館まで行って
またいろんなこと考えました。

展覧会では全体を感じたかったんですが、
日曜美術館に出た後のものすごい人々に圧倒されていまいち集中できなかったので、細部に集中しました。
具体的に見たかったのは本ではわからない布の風合い、型や色の乗り具合。

作品として染めたものは布からも作る(織る)人を感じる気がしました。
その布は粗いものが多くでこぼこや糸のほずれ、みみヨレヨレ、茶色いしみのあるものもあった。
柚木さんにとっての良い布はこの感じなんだフムフム御本人の型染めと一緒だ。
布と染めが一体化してる。

染めの方もびっくりするほど粗い。
図録などから想像はしていたがやはり粗い。
普段、紅型なんてものをやっているときっちり作らないといけない風潮なので
粗さが新鮮だ。
中でも図録にはない着物がすごかった。
色が乗っていなくて柄がはげはげ型置きも言うなればヘタクソだった。
しかしこの着物少し離れてみると古典紅型にそっくり!
私はなぜこれが古典に見えるのかゆっくり眺めて考えた。
同じ柄同じ技法同じ色同じ布でもいまの紅型の制作者が染めたら今の紅型になるだろう。
やはりこの粗さなんだろう。それにしてもしにあらい。でもなぜか惹かれる。
もしこれが私が染めたものなら大失敗の域で人には恥ずかしくて見せないだろう。
修正するにも気が遠くなる、タンスの奥にしまって忘れ去られる行く末だ。

ということは、タンスの奥からこのような染めが見つかるかもしれない。
私はそこから考え直さなければいけないのです。
今の染めの失敗。それは貴重な染めの証。染めが染めであるために必要なもの。
そういえば
思うように行かなかったところに染めの世界があると柚木さんの言葉にあった気がする。

私はこの展示を見たその目を保ちつつ家に帰ってすぐ古典紅型を眺めた。
なるほど!知っているつもりだったがもう少し鮮明に見えてきた。
この感じ、この感じ、これが冷凍保存されている紅型。
もう惑わされたくない。私が良いと思ったものを人の目気にせず染めたる。
ほんと気付くの遅いよ。6年前気付いてきていたけど気付き足りなかった。
遅いけどこれからが楽しみ。いいもの作れますように。

つづく








  

Posted by 紅々 at 23:08Comments(0)創作のもと