2016年09月30日

つらつら4 お土産

紅型を染める人のなかには、
お土産を下に見る人が多いんです..
「着物とか作らないで、私はお土産ぐらいのものつくれればいい」とか、
「着物とか作ってるけど、片手間にお土産も作ってます。」とか言うセリフを聞くと
私の耳はピクピクッっと動きます。
ピキピキピキぃ〜

心の声は、、、
うらうらうらぁ なにゆうとんじゃわれー
お土産なめたらあかーん!!!、、、、、です。

お土産を軽く見てはいけないのです。
こういうものこそ気を抜いたりしたらダメなんですよ!
ちょっとしたものにこそ美と技をつぎ込み
格調高くあらねばならないのですよ!

だがしかし、ある程度値段が安くないといけないのでどう作るか知恵をしぼる。
デザインが非常に重要になってきます。
手間をかければいいものができるわけでもない。
全ての工程を考え抜いたデザインをする。
そして早くたくさん作るためには経験がものを言う。
経験に伴う技術も必要です。
でもそんなの感じさせない、堅苦しくなく、親しみやすいものをつくる、

書き出してみてちょっとびっくり。
ね〜片手間になんかつくれないでしょ〜
かなり頭も使ってるよ〜
大変だよ〜とは言いません。楽しいから。

あ、それからおまけに、それをどこでどう見せて売っていくのか。
物にはそのものを置くのに居心地の良い場所があるのでその辺も吟味しないといけない。
パッケージとか見せ方とかそんなことまで考えないといけないんです、
どんなに小さいものだって細部まで考えて売ってあげなきゃ。
作り手は出来上がるとホッとしてしまってそこまでは考えられない場合が多い。



最後に私が これだよ〜!これこれ!ってなった文章を書いておきます。
絵本作家の赤羽末吉さんの言葉です。

「私は子どものものは大衆的なものだと思っている。
私は両立しないといわれる大衆性と拡張の高さとを両立させたい。
絵に深さももちたい。高さももたせたい。強さも優しさももちたい。
そうしたものをもって壮大なロマンをかきたい。
そう言う絵本をかいて子どもに無造作にみてもらいたい。
それが私の念願である。」

お土産も全くいっしょなんです♡









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Posted by 紅々 at 23:43│Comments(2)創作のもと
この記事へのコメント
りえさん、

これだけ考え抜かれたお土産たちだから、
りえさんの作るものは
どこにもない、新しい、センスがよくて品がある、
愛しいお土産たちなんですね!!

そして赤羽さんの言葉、深いですねー。
子供のものこそ、良質な本物を与えてあげたいですよね。
Posted by 里美 at 2016年10月01日 20:34
里美さま

よく考えたら、いろいろ考えてつくっていたんだな〜って感じです。
まだまだ理想にはほど遠いんですが、、、。

赤羽さん、全てが理想です。
絵本もすご〜〜〜くいいですよ!

りえ
Posted by 紅々紅々 at 2016年10月03日 09:14
 
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